山形県で専門看護師になるには?

山形県で専門看護師になるには?

ここからは、一般の看護師よりも専門性の高いスキルを有した専門看護師に関する情報をお届けしたいと思います。
山形県内で専門看護師を目指している方はもちろん、将来的なスキルアップ・キャリアアップを画策している向上心あふれる方にとっても有益な情報になるでしょう。

そもそも専門看護師って何?

そもそも専門看護師って何?

日本看護協会が認定している資格で、専門看護師が在籍しているかどうかを病院の広告に記載することが認められています。
ほぼ、専門医と同様の扱いと考えて差し支えないでしょう。
2022年12月時点で、専門看護師制度で制定されている看護分野は、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症看護、感染症看護、家族支援、在宅看護、遺伝看護、災害看護、放射線看護の14分野です。
医師を専門的にサポートする専門看護師の必要性は日に日に強まっており、今後はさらに仕事の専門性が強まっていくと予想されます。
なお、山形県で活躍している専門看護師は、2021年時点で22人います。ほかの都道府県に比べて少なくはありませんが、専門看護師自体の数が全国的に不足気味です。そこで同県では、課題を認識したうえで、さらなる育成を図るべく、研修施設を整えさまざまな取り組みを実施しています。
今後の山形県における専門看護師の広がりが期待されるでしょう。

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認定看護師という資格もあります

認定看護師という資格もあります

認定看護師というのは、専門看護師と同じく日本看護協会が認定している資格です。
こちらも、特定の専門分野において熟練したスキルを有している看護師に与えられる資格であり、一般の看護師以上の力量を持った証左といえます。
認定看護分野は、救急看護・緩和ケア・訪問看護・透析看護・手術看護などの21分野。熟練した看護技術と知識を有する人材が活躍しており、一般の看護師以上、専門看護師未満という位置づけです。
専門看護師に比べると取得しやすいため、スキルアップのため、まずは認定看護師に挑戦するというのもいいでしょう。
山形県では、2021年時点で200人名の認定看護師が活躍しています。認定看護師は、患者さんにとっても医療機関にとっても頼りになる存在です。ぜひ、視野に入れてみることをおすすめします。

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山形県で専門・認定看護師をめざすには?

山形県で専門・認定看護師をめざすには?

専門看護師になるには、看護系の大学院に進学し、日本看護協会が実施する認定審査に合格する必要があります。そのほか「目指す専門分野での実務研修(実務経験)が3年以上」といった経験も必要です。
しかし、実際に現場で働いている看護師が大学院へ通うとなると、仕事はどうするのか?収入はどうなるのか?といった懸念が生じるでしょう。
そこで、山形大学医学部附属病院看護部では、看護職員が就業しながら修士および博士課程へ進学できるキャリアアップ支援制度を設けています。
また、認定看護師を目指す場合は、以下の条件を満たさなければなりません。
日本看護協会が認定看護師教育機関で実施する、認定看護師教育課程を修了(6カ月・615時間以上)。実務研修が通算5年以上、そのうち3年間以上は認定看護分野での実務研修、筆記試験などが課せられます。こちらも、山形大学医学部附属病院看護部や他の医療機関、県看護協会でサポートしています。
山形県には、このように看護師が収入を得ながら自分を成長させる機械や制度が整っています。県内で活躍したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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専門看護師になるメリット

専門看護師になるメリット

専門看護師が在籍している医療機関は、医療や看護の質が向上するのはもちろん、患者さんから信頼を得られるというメリットがあります。なぜなら、専門看護師が在籍していることをHPや広告に記載できるため、大きな宣伝効果が期待できるからです。
つまり、専門看護師は医療機関にとって、ぜひ雇用したい人材だと言えるでしょう。ひいては、好条件での転職も期待できます。
専門看護師として医療へ貢献する意義と、それを公平に評価されるという両面のやり甲斐を感じられるポジションです。

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