専門看護師が不足する理由
こちらでは、山形県内において専門看護師が不足しているという問題について扱っていきたいと思います。
山形県で看護師をしていらっしゃる方であれば、県内における看護について細かい部分を知っておく価値は充分にあるでしょう。
専門看護師の不足問題
看護師自体、全国的に人員不足と言われていますが、専門看護師となると、それはさらに顕著になります。 山形県の専門看護師の数は、人口の多い関東圏や関西圏などと比較した場合は専門看護師の少なさが顕著です。しかし、全国的にみると、山形県に限って不足しているわけではありません。 もともと東北地方は医療従事者が全般的に不足している地域であり、現状が速やかに改善される見込みは、今のところ薄いと言わざるを得ません。 もし、専門看護師の認定を受けたいと考えている向上心あふれる方がいらっしゃるなら、積極的に打開策を考えないといけないでしょう。漠然と“いつか専門看護師になりたいなぁ…”と考えているだけでは、サポートを受けて専門看護師になることは出来ないのです。
医療の高度化が進み、看護師にも専門性が必要
ところで、なぜ専門看護師のニーズが高まっているのでしょうか? 今まで、少なくとも一般人の目線から専門看護師の必要性が感じられる機会はなかったのに、どうして今になって必要になったのでしょう。 その答えは、医療の高度化です。 医療は大きく進歩し、治療内容の専門性が大きく増しています。つまり、これまでのように“広く浅く大抵のことは出来る”という看護師だけでは、そうそう対処しきれない時代が来ているのです。 もちろん、あらゆる高度医療に対応できる看護師がいればベストでしょうが、なかなかそういうわけにもいきません。そんな能力を持つ看護師がいたら、それは医師を軽く陵駕するほどの神がかった人材です。 医師にしたって、外科医・内科医など細かく分かれており、専門分野以外の知識が全て揃っているわけではありません。仕事が高度に細分化されれば、看護師だって同様に専門分野に絞ってスキルを上げていくことが重要になるのは自明の理です。 となれば“看護師の中にも、特定分野において医師をサポートできる専門スタッフを育てよう”という動きが出るのも自然なことでしょう。
専門看護師の充足が必要不可欠
高まるニーズに合わせサポートスタッフの不足を解消するためには、専門看護師の充足が必要です。ただでさえ慢性的な看護師不足に悩まされている山形県。 もし、向上心あふれ“自分が東北の医療を引っ張る”という気概をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひとも専門看護師を目指してみてください。